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ビットフライヤーライトニング(bitFlyer Lightning)入門:使い方ガイド

ビットフライヤーライトニング(bitFlyer Lightning)入門:使い方ガイド

この記事では、仮想通貨取引プラットフォームの『ビットフライヤーライトニング(bitFlyer Lightning)』の特長や機能、さらには基本的な使い方までを詳細に解説します。

この記事でわかること

  • ビットフライヤーライトニングとは何か?
  • ビットフライヤーライトニングの機能と使い方について
  • ビットフライヤーライトニングのメリットデメリットについて

▼公式サイト

ビットフライヤー

ビットフライヤーライトニングの使い方についてわかりやすく解説します。

初めての方でもビットフライヤーライトニングの取引方法やその使い方を理解し、これからの仮想通貨取引に役立てることができます。

目次ごとに情報を整理していますので、気になる所だけでもご覧いただけます。

ビットフライヤーライトニングに興味がある方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

チャッピータロウ

▼この記事を書いたひと

チャッピータロウです。

ビットフライヤーを2年以上使ってきた経験を持ち、その知識と実践を通じて仮想通貨取引のスキルを深めてきました。

この経験をもとに、ビットフライヤーの使い方や仮想通貨取引のノウハウを分かりやすくお伝えしていきます。

ビットフライヤーアカウント作成:口座開設の手順

以下の手順で進めて、口座開設を完了させましょう。

  1. アカウントの開設
  2. 本人情報の登録
  3. 本人確認資料の提出
  4. 本人情報の更新
  5. 銀行口座の登録

▶公式サイト ビットフライヤーの口座開設ページ

口座開設の詳細な手順を確認したい方は「ビットフライヤーで口座開設!簡単手順で仮想通貨デビュー【2023年最新版】」の記事をご覧ください。

参考ビットフライヤーで口座開設!簡単手順で仮想通貨デビュー【2023年最新版】

続きを見る

bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)とは?

出典:ビットフライヤー

bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)は、ビットコインやアルトコインといった暗号資産の取引を幅広くサポートする取引プラットフォームです。

このプラットフォームを利用することで、ユーザーは日本円を使ってビットコインを買ったり、逆に所有するビットコインを売って日本円に換えることが可能です。

さらに、ビットコインのFX取引や先物取引も行うことができ、ここでは最大2倍のレバレッジを使うことができます。

これは、価格が上昇するだけでなく下降する場合でも利益を得ることができるということです。

つまり、bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)は、ユーザーが様々な投資戦略を試すことができる柔軟性を持ったプラットフォームといえます。

bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の使い方

ビットフライヤーライトニングへのログイン方法

まず、ビットフライヤーにログインし、左のメニューバーより「bitFlyer Lightning」を選びます。

出典:ビットフライヤー

bitFlyer Lightning( ビットフライヤーライトニング)の取引画面です。

出典: bitFlyer Lightning

1.サービスの選択


ログインした後、ヘッダーのカテゴリから好みの商品を選んで取引を始めることができます。

現物取引

ユーザー同士が仮想通貨の売買を行うことができるところです。

チャート、注文板、損益計算、注文履歴、最新ニュース、チャットなど、全てが一つの画面にそろっていて、プロの取引にも対応しています。

取り扱い通貨ペアは

取り扱い通貨ペア

  • ビットコイン/日本円
  • イーサリアム/日本円
  • イーサリアム/ビットコイン
  • ビットコインキャッシュ/ビットコイン
  • リップル/日本円
  • ライトコイン/日本円
  • モナコイン/日本円

の7種類です。

FX(ビットコインFX)

証拠金を預けて、主に差額を収益とするFXの取引が可能です。

レバレッジ(2倍)を使うことで、少ない資金でも効果的な取引が可能となります。

Futures(フューチャーズ先物取引)

証拠金を預けて、主に差額を収益とする先物の取引が可能です。

こちらもレバレッジを使用することで、効率的な取引が行えます。

2.メニューガイド

bitFlyer Lightning( ビットフライヤーライトニング)の取引画面の左側にある「ハンバーガーメニュー」ボタンをクリックすると、さまざまなオプションを含むメニューバーが表示されます。

・トレード

ログイン後最初に表示される場所で、取引に必要な全ての情報が表示され、ビットコインの売買が可能です。

・チャットルーム

ユーザー間での会話が可能な場所で、トレード画面の右下にも同じく表示されます。

・ニュース

仮想通貨業界の最新情報をチェックできるコーナーです。マーケットの動向を把握するのに役立ちます。

・経済指標カレンダー

世界各国の重要な経済イベントや発表スケジュールをカレンダー形式で確認できます。しかし、現在は更新が止まっており、新しい情報は追加されていません。

・損益履歴

日次、月次、年次の損益の状態をグラフで見ることができます。

・お取引レポート

ビットコインとBTC-FXの取引履歴の確認、またはダウンロードが可能です。

・入出金

お金の入金や出金、ビットコインの預け入れや送金、またBTC-FX口座への資金の預け入れや引き出しが可能です。

・ランキング

現物取引やFXの日次・週次の取引量ランキングや、各種キャンペーンの結果が表示されます。

・API

APIキーの追加や権限編集、APIドキュメントの確認ができます。API Playground(APIプレイグラウンド)では、プログラム開発時のテストやデバッグ(バグの修正)も可能です。

・設定

操作方法、画面テーマのカスタマイズ、言語の切り替えなどの設定が可能です。

・参考価格

参考価格は、日本の仮想通貨交換業者の取引レートに基づく参考価格です。

日本暗号資産取引業協会によって算出され、仮想通貨の現在のマーケット価格として公開されています。

メニューから選択すると、日本暗号資産取引業協会のページへのリンクにつながります。

・bitFlyerに戻る

ビットコインの通常売買を行いたい場合は、こちらからbitFlyerのホームページへアクセスできます。

3.チャート機能解説

bitFlyer Lightning (ビットフライヤーライトニング)では、3つの異なるチャートタイプを提供しています。

デフォルトで設定されているLightChart(ライトチャート)のほかに、Cryptowatch(クリプトウォッチ)とOriginal(オリジナル)のチャートが選択可能です。

Light Chart (ライトチャート)

デフォルトで選択されるこのチャートは、2018年3月から提供されてます。最終取引価格がリアルタイムに反映され、分析指標や注文・建玉価格、注文数量の表示が可能です。

また、価格マーカーの表示や、チャート上の価格を簡単な操作で取引画面に転送する機能も備えています。

Crypto watch (クリプトウォッチ)

この高機能・高性能のチャートは、海外仮想通貨取引所「Kraken(クラーケン)」が運営しています。しかし、現在のところbitFlyerでは使えないようです。なお、Cryptowatchの公式サイトを通じて、チャート機能のみで使うのは可能です。

Original (オリジナル)

bitFlyer独自のこのチャートは、他の二つと比較してシンプルな機能を持ちつつ、最も軽快な動作を誇ります。特にスマートフォンやタブレットを使う際に最適です。

これら3つのチャートは、「メニュー」から「設定」を選び変更することが可能です。

それぞれのニーズに合わせて選択し、活用しましょう。

4. 板の見方と活用方法

「板」は、仮想通貨の売買の様子をみるための場所です。

売りたい人(Ask)と買いたい人(Bid)の注文、そして最後に成立した取引価格とその量が一覧できます。

「Ask」は仮想通貨を売りたい人の注文です。

これは「板」の上部に表示され、売りたい価格とその量が確認できます。

「Bid」は仮想通貨を買いたい人の注文です。

これは「板」の下部に表示され、買いたい価格とその量が確認できます。

真ん中には「最終取引価格」が表示されます。

これは最後に売買が成立した価格を示します。また、売りたい人と買いたい人の価格差(スプレッド)もパーセントで表示されます。

真ん中の左側にある鍵マークのアイコンをクリックすると、「板」全体を見渡すことができます。

また、横三本線のアイコンをクリックすると価格ごとの注文をまとめて表示することができます。

取引ユーザーの注文は白い文字で表示されます。

ただし、ビットフライヤーがまだ処理していない注文は半透明で表示され、その間はキャンセルや取引ができません。

なので注文を出した後は、しっかりと確認するようにしましょう。

5. 損益とポジション一覧

bitFlyer Lightning (ビットフライヤーライトニング)では、利益や損失、保有しているポジションなど、あなたの仮想通貨取引の結果と現状を一目で把握することができます。

これにより、自身の投資戦略を迅速かつ効果的に評価、調整することが可能になります。

表示される損益は、仮想通貨の現物取引、FX-BTC(ビットコインFX )の取引、ビットコイン先物の取引が合算して示されます。

これにより、全体的な投資パフォーマンスを理解することが簡単になります。

6. 発注画面の使い方

bitFlyer Lightning (ビットフライヤーライトニング)では、注文タイプとして「指値」、「成行」、「特殊」の3つから選ぶことができます。

・指値注文

指定した価格で取引を行いたい場合に使用します。このタイプの注文は指定価格に達したときにのみ取引されます。

・成行注文

現在の市場価格で即座に取引を行いたい場合に使用します。成行注文は注文が出された時点での最良の価格で取引されます。

・特殊注文

特定の条件下で取引を行いたい場合に使用します。これには様々なタイプがありますので以下に説明します。

ビットフライヤーライトニングの特殊注文の種類について

特殊注文は、bitFlyer Lightning (ビットフライヤーライトニング)の「特殊」ボタンをクリックすることで使えます。

ビットフライヤーライトニングで可能な発注方法

1. 成行注文(Market Order)
2. 指値注文(Limit Order)
3. ストップ注文(Stop Order)
4. ストップリミット注文(Stop Limit Order)
5. トレーリングストップ注文(Trailing Stop Order)
6. IFD注文(If Done Order)
7. OCO注文(One Cancels the Other Order)
8. IFDOCO注文(If Done, One Cancels the Other Order)

執行数量条件

1. Good 'Til Canceled (GTC)
2. Immediate or Cancel (IOC)
3. Fill or Kill (FOK)

以下に詳しく説明します。

bitFlyer Lightning (ビットフライヤーライトニング)の注文執行条件

成行注文

成行注文は、注文の成立を最優先し、価格を指定せずに取引を行う方法です。買い注文を出すときには、そのときの最も低い価格の売り注文にマッチングし、注文が成立します。同様に、売り注文を出すときには、最も高い価格の買い注文にマッチングします。

指値注文

指値注文は、指定した価格での取引を最優先する注文方法です。買い注文を出すときには、指値以下の価格になった時点で注文が成立します。同様に、売り注文を出すときには、指値以上の価格になった時点で注文が成立します。

ストップ注文

ストップ注文は、あらかじめ設定した「トリガー価格」が到達した時点で、成行注文が発動する注文方法です。これは、価格がトリガー価格以上になったら買い、トリガー価格以下になったら売り、という条件付きの注文方法です。

ストップリミット注文

ストップリミット注文も、トリガー価格が到達した時点で発動しますが、この場合は指値注文が発動します。これは、価格がトリガー価格以上になったら指値で買い、トリガー価格以下になったら指値で売り、という条件付きの注文方法です。

トレーリングストップ注文

トレーリングストップ注文は、価格の変動に合わせてトリガー価格が自動的に更新されるストップ注文の一種です。価格が有利な方向に変動すると、トリガー価格もそれに追従して変動し、価格変動から最大限に利益を得ることが可能になります。

注意: FXや先物など証拠金取引でのIFD注文、ストップ注文、ストップリミット注文、トレーリングストップ注文は、注文が発動する時点で証拠金が不足していると、注文が成立しない可能性があります。

また、メンテナンスやサービス停止の直前にこれらの注文がトリガーした場合、注文の実行はサービス再開後となる可能性があります。

その際、注文はサービス再開の際の初回取引(板寄せ)に参加します。

bitFlyer Lightning (ビットフライヤーライトニング)の注文種別

IFD注文

「IFD」は「If Done」の略で、これは「もし成立したら」という意味です。

IFD注文は、最初の注文とその後の注文の2つを一度に設定します。

最初の注文が約定(成立)した時点で、自動的に2つ目の注文が発注されます。

これにより、あらかじめ取引の流れを設計し、その通りに自動で注文を進めることができます。

OCO注文

「OCO」は「One-Cancels-the-Other order」の略で、これは「一方が成立したらもう一方をキャンセルする」という意味です。

OCO注文では、2つの注文を同時に設定します。

そして、一方の注文が約定すると、もう一方の注文は自動的にキャンセルされます。

これにより、予想される価格の範囲内で取引を行い、その範囲を超えるリスクを避けることができます。

IFDOCO注文

「IFDOCO」は「If Done, One Cancels the Other order」の略で、これは「もし一つ目が成立したら、他の二つから一つが成立する」を意味します。

IFDOCO注文は、IFD注文とOCO注文の組み合わせで、最初のIFD注文が約定した後に自動的にOCO注文が発注されます。

これにより、最初の取引が成立した後の取引を自動的に制御し、利益確定と損失制限の両方を行うことができます。

bitFlyer Lightning (ビットフライヤーライトニング)の執行数量条件

・執行数量条件とは?

執行数量条件とは、取引所に対して、注文をどのように実行するかの指示を与えるためのものです。

これには、注文がどの程度の時間有効であるべきか、注文がどの程度約定すべきかという観点が含まれます。

以下は一般的な執行数量条件の例です。

Good 'Til Canceled (GTC)- グッド・ティル・キャンセルド

Good 'Til Canceled (GTC:グッド・ティル・キャンセルド) は、注文が約定するか、ユーザーがキャンセルするまで、注文が有効であることを示す注文条件です。この条件を設定すると、注文は市場の状況に関係なく、一定の状態を保ち続けます。

Immediate or Cancel (IOC)- イミディエイト・オア・キャンセル

Immediate or Cancel (IOC:イミディエイト・オア・キャンセル) は、指定した価格かそれよりも有利な価格で即時に一部あるいは全部を約定させ、約定しなかった注文数量をキャンセルさせます。

Fill or Kill (FOK)- フィル・オア・キル

Fill or Kill (FOK:フィル・オア・キル) は、注文の全数量が即座に約定しない場合、その注文を全てキャンセルする注文条件です。これは、特定の価格で全数量を取引したい場合に使用されます。

注意: IFD注文やIFDOCO注文を使用する場合、これらの注文執行数量条件は2つ目の注文にも適用されます。したがって、最初の注文が約定した後の2つ目の注文に対しても、適切な注文執行数量条件を設定することが重要です。

7.その他の機能

歩み値情報

選択した仮想通貨の価格変動情報がリアルタイムに表示されます。これを使って、価格の変動を追跡することができます。

ニュース

ビットコインやその他の仮想通貨に関する最新のニュースを見ることができます。これにより、市場の最新情報を得て投資判断を下すことができます。

注文状況

まだ約定(成立)していない注文の状況が表示されます。部分的にしか約定していない場合、残りの数量も表示されます。

取引履歴

過去に行った取引(約定した注文)の履歴が表示されます。これにより、自分の取引記録を確認することができます。

チャット

ビットフライヤーのユーザー同士で情報を交換するためのチャット機能があります。この公開チャットでは利用ルールを守り、礼儀正しく使うことが求められます。また、本人確認が完了したユーザーのみがチャットに投稿できます。

ビットフライヤーライトニングのメリット・デメリット

ビットフライヤーライトニングのメリットとデメリットをまとめます。

メリット

  1. さまざまな取引方法: 現物取引、FX取引、先物取引など、多様な取引方法が使えます。
  2. レバレッジ機能: 最大2倍のレバレッジを使って、少ない資金でも大きな取引が可能です。
  3. 価格変動を使った取引: 価格が上がる場合も下がる場合も、利益を狙える取引方法があります。
  4. 豊富な通貨ペア: 主要な暗号資産をはじめ、多くの通貨ペアで取引ができます。
  5. わかりやすい取引画面: 初心者でも操作しやすいデザインの取引画面が用意されています。

デメリット

  1. 高いリスク: レバレッジ取引や先物取引は、利益が大きい反面、リスクも高くなります。
  2. 初心者には難しい取引方法: FX取引や先物取引は、初心者には難しい場合があり、取引所や販売所での取引経験が推奨されます。
  3. 変動性の高い市場: 暗号資産市場は価格変動が大きいため、慎重な投資判断が必要です。

この記事のまとめ

本記事では、ビットフライヤーライトニングの色々な機能や取引の仕方について解説しました。

ビットフライヤーライトニングの各種機能は、仮想通貨の情報を集めるところから、それを分析し、最終的に取引を行うまで、ユーザーをしっかりサポートしています。

でも、特にレバレッジ取引のようなFXや先物取引では、大きな利益を見込むことができますが、それと同時に損失も大きくなる可能性があることに注意してください。

なので、自分がどれだけのリスクを負うことができるのか、どんな投資目標を持っているのかを考え、リスクを管理をしっかり考えた上で取引を行いましょう。

今回は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

チャッピータロウ

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